「サスティナブル」“キノコの菌製”人工レザー開発が加速!?【4月のアパレルニュース】

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4月のアパレル・ファッション業界の注目ニュースをお届けします。4月は引き続きコロナ禍で勝ち残るための各企業の対応が目立つ一方、「サスティナブル」を取り入れた斬新な素材を活用した製品が発表されるといったニュースが目立ちました。

【トレンド情報】

“キノコの菌製”人工レザー開発が加速

キノコの菌から作られる人工レザー“マッシュルームレザー”の開発が加速している。特にここ1カ月の間に「エルメス(HERMES)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「アディダス(ADIDAS)」が立て続けに“マッシュルームレザー”を用いたプロダクトを発表し、「エルメス」は今年中に、「アディダス」は来年にも発売予定だ。

 “マッシュルームレザー”は何がすごいのか。キノコ類の菌糸体(マイセリウム)を培養させて生産するため再生可能で、動物を犠牲にすることもない。畜産における環境負荷も問題視されている点でも注目を集めている。“マッシュルームレザー”開発の台風の目、ダン・ウィドマイヤー(Dan Widmaier)=ボルトスレッズ(BOLT THREADS)共同創業者兼最高経営責任者(CEO)にメールインタビューを行った。

(参照先:https://www.wwdjapan.com/articles/1207848)

2万枚の廃棄Tシャツがシューズに「アシックス」の新シリーズ

「アシックス(ASICS)」は、リサイクル糸(再生ポリエステル)を使用したシューズシリーズ“アースデー パック(EARTH DAY PACK)”を発売した。ランニングシューズ6型、タウンユースシューズ3型、テニスシューズ2型の全11型で、価格は1万1000~1万8700円(税込、以下同)。アシックス直営店と公式オンラインストア、全国のスポーツ用品店などで扱う。
 
 リサイクル糸は、不要な衣類や工場で出た繊維ゴミから作られた糸で、主にアッパーに使用した。シリーズ全体でTシャツ2万5000枚に相当する、約5トンを使っている。中敷には、あらかじめ原料自体を着色する手法“ソリューションダイ”を採用。生地製造後に着色する従来の方法と比べ、水使用量とCO2排出量を大幅に削減できるという。いずれのシューズもベージュとクリームをベースにしたシンプルなデザインで、中敷にサステナビリティを表現した“ひまわりアイコン”が付く。

(参照先:https://www.wwdjapan.com/articles/1205444)

100年目の「グッチ」初のオリジナルムーブメントなどを発表

2021年にブランド創設100周年を迎えた「グッチ(GUCCI)」が、時計カテゴリーにおいても本気を見せた。同ブランドにとって22年は、スイスでの時計製造本格化50周年にもあたり、ダブルアニバーサリーに合わせて魅力的な新作を多数発表した。

大きなアクションは2つある。まず1つ目は、時計の心臓部であるムーブメント“GG727.25”の開発だ。スイスにあるケリング(KERING)の開発・製造施設で作られた「グッチ」初のオリジナル自動巻きムーブメントにより、「グッチ」はマニュファクチュール(時計を自社一貫製造する時計メーカー)に生まれ変わったと言える。“GG727.25”の厚さは3.7ミリメートルで、新たに発表された“グッチ25H”ラインに搭載される。

(参照先:https://www.wwdjapan.com/articles/1203428)

【業界動向】

オンワードHD 2030年度までの中長期経営ビジョンを発表

オンワードホールディングスは30年までの中長期経営ビジョン「オンワード・ビジョン2030」を策定した。アパレルとライフスタイルを事業の両輪に、30年度に売上高3000億円、営業利益250億円を目指す。保元道宣社長は、「コロナ禍の激震の中で長期を見通すのは困難だが、グループの在り方を考え直し、再定義する必要があると考えた」とビジョン策定について説明した。

 今期(22年2月期)計画は売上高1905億円(アパレル1497億円、ライフスタイル408億円)、営業利益32億円(アパレル10億円、ライフスタイル22億円)。新型コロナウイルスの影響が続く「ウィズコロナ」期間とみる23年度時点での売上高は2000億円(アパレル1500億円、ライフスタイル500億円)、営業利益70億円(アパレル25億円、ライフスタイル45億円)。売り上げは追わずに「足元のビジネスモデル改革を徹底する」(保元社長)。24年以降に本格的な成長戦略を進め、30年度に売上高3000億円(アパレル2000億円、ライフスタイル1000億円)、営業利益250億円(アパレル100億円、ライフスタイル150億円)とし、ROE(自己資本利益率)は10%以上を掲げる。

(参照先:https://senken.co.jp/posts/onward-hd-210408)

「無印良品」営業利益48%増 9〜2月期、新常態が追い風

「無印良品」を運営する良品計画の2020年9月〜21年2月期連結業績は、売上高に相当する営業収益が前の年の同じ期間に比べて2.7%増の2283億円、営業利益が48.2%増の233億円だった。コロナ下における新常態で同社が得意とする生活必需品へのニーズが高まった。値引きの抑制によって粗利益率が1.1ポイント改善したことも利益の底上げにつながった。

 日本の既存店およびEC(ネット通販)の売上高は同7.9%増だった。10月、1月に分けて実施した値下げの効果もあって客数が17.0%増えた。分野別売上高では衣服・雑貨が3.9%減の466億円と伸び悩んだが、生活雑貨が6.1%増の698億円、食品が59.8%増の229億円と牽引した。巣ごもり消費の追い風を受けた食品は、引き続きレトルトカレーなどがヒットした。食品の売上高は2年前に比べて倍増しており、売上高構成で16%に上昇した。

 日本だけでなく、中国を中心とした東アジア事業も増収増益を達成し、ロックダウンが続いた欧米事業の赤字をカバーした。

(参照先:https://www.wwdjapan.com/articles/1204698)

松屋の売上高4割減 21年2月期、インバウンド消失

松屋の2021年2月期連結業績は、売上高が前期比41.3%減の527億円、営業損益が39億円の赤字(前期は9億6300万円の黒字)、純損益が44億円の赤字(同8億5600万円の黒字)だった。

 松屋銀座本店の売上高は前期比43.1%減の434億円。新型コロナの影響によるインバウンド客の激減に加え、国内消費においても、都心を避けて生活圏へ向かう消費マインドの変化が如実に現れた。ただし国内顧客への売り上げは、上期(3〜8月)で前年同期比42%減だったものの、下期(9〜2月)は同11%減まで戻した。うち高額品(ラグジュアリーブランド・宝飾・時計)の売り上げは前年同期を16%上回った。21年春の上顧客向け催事は、19年秋に次いで過去2番目の売上高となるなど、富裕層の旺盛な消費が目立つ。

 2022年2月期連結業績は売上高が前期比29.0%増の680億円、営業損益が14億円の赤字、純損益が14億円の赤字を見込む。早期の黒字化に向けて店舗運営要員を約6%削減し、デジタルや構造改革など重点分野への配置転換を行う。外商事業の売り上げ拡大のため、経験豊富なバイヤーを外商部門に配置転換し、商品提案力を強化する。展覧会などのイベントやECでの関連グッズ販売にも力を入れる。

(参照先:https://www.wwdjapan.com/articles/1205363)

ゾゾ 「買う」以外の利益構造構築へ

ゾゾは、22年3月期以降の数年に渡る戦略として、GMV(流通総額)だけに頼らない利益構造を目指すと表明。関連する重点戦略を示し、同分野において「数年で利益ベースで3ケタ億円を最低限目指す」(澤田宏太郎ゾゾ社長兼CEO)とした。

重点戦略は①買う以外のトラフィックの増加②生産支援への踏み込み③海外進出を目的とした技術ライセンス販売。トラフィックの増加は豊富なデータとAI(人工知能)を生かし、パーソナライズしたリコメンド提案を今後増加させる。日々サイトを訪れたくなる仕組みを構築し、広告ビジネスにも結び付けたい考え。 

また、今期中に「ファンズ」と名付けた販売スタッフ向けの支援アプリのローンチを予定。コーディネート投稿アプリの「ウェア」と紐づけ、誰にどれくらい見られているかなどの効果測定や、店舗からのライブ配信機能などウェブ接客を可能にする。同アプリからの店舗送客手数料を得るなどの収益モデルを想定している。

(参照先:https://senken.co.jp/posts/zozo-210427)

DtoC戦略加速するスポーツメーカー EC注力し卸売事業改善

国内スポーツメーカーはDtoC(メーカー直販)戦略を加速している。世界的なコロナ禍により取引先小売店をはじめとする店舗休業などからEC売上高が伸びたが、収益性の低い卸売事業を改善したい意向だ。コロナ禍が長引く中で、過度な直営出店は見直し機運が広がっており、その分、ECへの傾倒が目立っている。各拠点に自社ブランドのイメージを発信する旗艦店を配置しつつ、EC比率を高めようとしている。

アシックスはこのほど発表した「中期経営計画2023」で『直営店』を、収益性を改善する事業に挙げた。ECを軸としたオムニチャネル戦略を中心に据え、直営店の役割を見直す。コロナ禍の影響を踏まえて直営店を厳選し、不採算店のスクラップを進め、収益性を向上させる。店舗顧客の「ワン・アシックス」会員化とパーソナライズされたサービスの提供によって、デジタルと連携した体験を提供する。アウトレットストアも顧客とのタッチポイントとして広げつつ、チャネル横断で在庫消化を促進させる。

(参照先:https://senken.co.jp/posts/journalist-eye-dtoc-sports)

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