縫製技術者
T・K
2012年入社
縫製技術者
T・K
2012年入社
山口の高校を卒業後、就職進学という形で高校の先輩OBがいる大阪の縫製会社に就職。
働きながらパターンなどさまざまな技術を学べる会社で12年間を過ごした。
その後、神戸の産地直送市場に転職。今までとは違う道へチャレンジしたが違和感を感じ退社。
海外で働いてみたいという想いから小島衣料の求人に応募、現在はバングラデシュで活躍している。
小学生の頃は「パン屋さんになりたい」が私の夢でした。それも社会見学でパン工場を見学したからだったと思います。中学生の頃は家庭科の授業で担任の先生にパジャマを製作。とても褒められたことを覚えています。何か作り出していくことへの興味や関心が今の私の原点なのかもしれません。高校卒業後は学校の薦めもあり、働きながら週1回パターンなど服を作るための勉強をする就職進学という就業スタイルで大阪の縫製会社に就職。12年間で今の技術基盤が培われたと思っています。その後、山口の縫製会社に転職したのですが、時間に余裕がある会社だったので生鮮市場でアルバイトもしていました。その時、知り合いが神戸で産地直送市場をオープンすると聞いたので、別業界にチャレンジしてみたくなり思い切って転職しましたね。興味が湧くとチャレンジしたくなる性分なのですね。
産地直送市場での仕事をやってみて何か違うと違和感を覚え1年で退社しました。その後、小島衣料に転職することになるのですが、ニュージーランドで半年過ごしたことが大きく影響しています。ニュージーランドでの生活や海外でできる経験に興味を抱き「海外で働いてみたい」そんな気持ちで転職活動を開始。インターネットを使って“海外 縫製工場”で検索して出会ったのが小島衣料でした。岐阜が本社ということもあり山口出身の私には何も縁がなく、外国語も話せない私には難しいと正直思っていました。それでも自分がやってみたいことにチャレンジすることを諦めずに小島衣料の求人募集に応募しました。書類選考後、2度の面接があり「海外で働けるのであれば、何でもやります」と面接で言ったのを今でも覚えています。本当にどこの国で何の仕事をするのかもわかっていなかったのですが。
現在私はバングラデシュの生産工場で日本との窓口として働いています。仕事内容は、お客様からの仕様書の確認、パターンのチェック、サンプル品・量産品の品質検査が主な業務となります。もちろん、ただ内容にそった製品が上がっているかをチェックするだけではなく、良質の品質を担保できるか、また生産性に適しているか自分の考えを組み込んでいくことも重要な仕事となります。また、海外で働く不安はあったかとよく聞かれますが、はじめは、仕事を覚えることに必死で不安は一切ありませんでした。現地通訳の方もいるので外国語を使うこともほとんどないので言葉のストレスもありません。何より私の場合、海外で働いていることで自身のモチベーションは上がりっぱなしでしたから。自分のやりたいことを今後も実現していきたいです。
海外で働く社員に求めること。それは小島衣料の強みである生産拠点をより高めてくれることに多大な期待をしています。もちろん縫製技術を経験していることは重要ですがそれだけではありません。言葉や慣習の違いがあるそれぞれの国において、小島衣料の基本スタンスを現地メンバーに理解させることも役割です。外国語が話せないために海外で活躍することができないといったことは小島衣料にはありません。グローバルな舞台で活躍したい人材を私は応援していきたいと考えています。
工場のそばにある宿舎で他の日本人社員と一緒に居住。個室は6畳強に広めのバスルームで快適に生活は送っています。休日はダッカに買い物に出かけることもありますが、趣味であるパンを作っていることが多いですね。子供の頃パン屋さんになりたかったこともあり、コンベクションオーブンも購入し本格的にパンを作っています。作ったパンはほとんど周りの人が食べてしまいます。