【12月注目ニュース】スポーツアパレル市場動向発表(矢野経済研究所)

apparel_market_trend

12月のアパレル・ファッション業界の注目ニュースをお届けします。12月は、矢野経済研究所がスポーツアパレル市場に関する調査結果を発表したり、無印良品やユニクロがスマートフォンで使える機能の強化やアイウエア業界でのDXを推進したりするなど、コロナ禍におけるアパレル業界の新しい動きが目立ちました。

矢野経済研究所、スポーツアパレル市場に関する調査結果を発表

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は国内スポーツアパレル市場を調査し、競技カテゴリー別の市場規模や、参入メーカーや流通の動向、将来展望を明らかにした。2020年のスポーツアパレル国内市場規模はメーカー出荷金額ベースで、前年比86.7%の4,868億7,000万円を見込む。新型コロナウイルスの感染拡大により、3月上旬ごろより学校部活動の活動休止、各種スポーツスクールや公共体育館の営業休止など、国民のスポーツの場やプレー機会が失われたことでスポーツウエアの需要は急速に縮小した。そのため、本来であれば各カテゴリーで大きな盛り上がりを見せる春先の新学期需要も極めて小さいものとなるなど、小売店の販売は全国的に落ち込んだ。
(参照先:https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP601808_V11C20A2000000/?au=0)

無印良品、ユニクロ スマホで手軽に使える機能を拡充

大手SPA(製造小売業)2社が自店での買い物の利便性を高めるため、スマートフォンで使えるサービスを強化している。無印良品は、自社アプリケーション「ムジパスポート」にオンライン決済サービスを導入した。ユニクロはギフトカードをオンラインで送れるサービスを開始した。

無印良品が11月30日からスタートした「ムジパスポートペイ」は、ムジパスポートのアプリにクレジットカード情報を登録するだけで、店舗で買い物する際、キャッシュレスで支払いを完了できる仕組み。購入金額に応じて付与されるマイルポイントもアプリに同時に記録される。国内162店で利用できる。

ユニクロは12月4日から「eギフトカード」を開始した。これまで店舗でしか購入できなかったユニクロのギフトカードが専用サイトで購入でき、メールのほか、フェイスブックやツイッター、LINEなどのSNSで好きな人に贈ることができる。全国の店舗のほか、オンラインストアでも使える。
(参照先:https://senken.co.jp/posts/spa-smartphone-201209)

「ジンズ」と「ゾフ」が目論むDX AIやVRなど最新技術を駆使

アイウエアビジネスが、DX(デジタルトランスフォーメーション)を軸に大きく変わろうとしている。アイウエア業界で立ち遅れていたデジタル化の動きを加速しているのはジンズと、「ゾフ(ZOFF)」を手掛けるインターメスティックだ。

田中仁ジンズホールディングスCEOは、先ごろオンラインによる決算会見で「新型コロナの影響で、『ジンズ(JINS)』の課題と新たなチャンスが明らかになった。実店舗に依存したビジネスモデルはぜい弱だ。今後は、DXがポイントになる」と語った通り、10月に「ジンズ」の公式アプリまたはLINEで商品選びから決済まで完了できる新サービス“クリック アンド ゴー”をスタート。11月6日、“コンフォートテクノロジー”をコンセプトとする別業態「ジェイ アイウエア ラボ」初の路面店を東京・中目黒にオープンし、デジタル&テクノロジーを取り入れた次世代型戦略を次々と打ち出した。

また、「ゾフ」のリブランディングを進めるインターメスティックは、研究・開発機関「ゾフ アイパフォーマンス スタジオ」(以下、ZEPS)を新設し、テック企業と業務提携しながら眼鏡開発、店舗作り、接客サービスをこれまでより一歩踏み込んだアプローチで根本的に見直している。創業20周年を迎える来年に向けて、来春をめどに第一弾プロジェクトをお披露目する計画だ。
(参照先:https://www.wwdjapan.com/articles/1152553)

しまむらが本社をさいたま新都心に移転

「ファッションセンターしまむら」などを運営するしまむらは、本社を埼玉県さいたま市大宮区のさいたま新都心駅近くに移転する。新本社での営業開始日は2021年1月24日を予定。従来は同市北区宮原町に本社を置いていたが、移転に伴って延床面積を4倍に拡大。3月下旬には本社棟の隣に、「ファッションセンターしまむら」、カジュアル・シューズ業態の「アベイル」、ベビー・子ども用品の「バースデイ」の3業態を合わせた商業棟「さいたま新都心ファッションモール」をオープンする。

新本社の住所は埼玉県さいたま市大宮区北袋町1-602-1。本社棟、商業棟とも、土地を購入して建設を進めていたもの。本社内には撮影スタジオも設け、「10月に自社ECをスタートしたことで、ささげ(撮影、採寸、原稿書き)作業の効率化が必要となっている」(広報担当者)ことに対応する。本社拡大により、バイヤーと取引先担当者との商談もより効率化できるという。
(参照先:https://www.wwdjapan.com/articles/1156798)

「ジーユー」からベビー服ラインがデビュー

「ジーユー(GU)」は2021年2月22日にベビー服ライン「ジーユー ベビー(GU BABY)」を発売する。キッズの取り扱いのある全国の「ジーユー」大型店舗、超大型店舗と公式オンラインストアで取り扱う。同ラインは消費者の要望から生まれたもの。「トレンド性を取り入れた手頃な価格のベビー服が市場にあまりない」といった親の意見を参考に企画を進めたという。

つながっているのに上下が分かれているような“セパレート見え”するカバーオールは1290~1490円。「カバーオールが中心であるベビー服でも、上下セパレートのおしゃれな着こなしをさせたい」といった声から生まれた商品で、“セパオール(セパレート+カバーオール)”の名称で打ち出す。おむつの上からはいてもお尻が大きく見えず、シルエットがきれいに見えるように配慮したイージーテーパードパンツは790円。“サマナルパンツ”(さまになる+サルエルパンツ)として打ち出す。
(参照先:https://www.wwdjapan.com/articles/1152494)

モンクレール「ストーンアイランド」を買収

イタリアのモンクレールは、伊ブランド「ストーンアイランド」を所有するスポーツウェアカンパニー買収の契約締結を発表した。評価額は11億5000万ユーロ。これはスポーツウェアカンパニーの20年度のEBITDA(金利・償却・税引前利益)の16.6倍にあたる。
(参照先:https://senken.co.jp/posts/moncler-stoneisland-201208)

三井物産ケミカルが化粧品に参入

三井物産ケミカルはこのほど、化粧品ODM(相手先ブランドの企画・生産)のアンズコーポレーション(大阪・山田昌良社長)に出資した。出資額は非公表。同社は2017年10月に新規領域開発本部を立ち上げ、石油化学市況に左右されない領域で新規ビジネスの創出を模索してきた。生活に近いウエルネス分野に照準を合わせて化粧品に進出した。これまでにも化粧品原料の一部を手掛けてきたが、本格的に化粧品に参画するのは初めて。

三井物産ケミカルの石川和弘・新規領域開発本部長は、「化粧品のバリューチェーンを見ていると、ついブランドに目が行きがちだが、それを支えているのはOEM(相手先ブランドの生産)・ODMメーカーではないかと考えた。日本の化粧品は世界からも評価が高く、付加価値がある」と話す。三井物産グループのネットワークを活用して、異業種からの化粧品参入や、海外化粧品メーカーからの受託案件獲得などを支援し、アンズコーポレーションのODM事業拡大を目指す。
(参照先:https://www.wwdjapan.com/articles/1153342)

「イケア」が70年発行してきたカタログを終了

スウェーデン発「イケア(IKEA)」は、70年にわたり発行してきたカタログの発行を終了する。初のカタログは1951年に創業者のインヴァル・カンプラード(Ingvar Kamprad)が発行。全68ページで28万5000部が印刷され、スウェーデンで配布された。96年にはオフィス版、2000年には印刷版とオンライン版を発行し、最盛期の16年には32カ国語で約2億部が配布された。しかし、近年は自社eコマースをスタートしたこともありカタログの需要が減ってきたのが終了の理由で、デジタル強化の一環でもある。
(参照先:https://www.wwdjapan.com/articles/1155185)

「ディーゼル」親会社が「ジルサンダー」を買収か

「ディーゼル(DIESEL)」や「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」を擁するOTBのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)会長が、「ジル サンダー(JIL SANDER)」の獲得を目論んでいると噂されている。OTBは交渉相手についての言及を避けているが、米「WWD」への声明の中で「市場に出回っているさまざまな機会や企業について検討をしているのは事実だ。現代的でサステナブルな方法で、われわれのビジネスの規模を大きくしたいと考えている。パンデミック下で行っていたようにまずはパイプラインを強化して、イタリア産にこだわりたい。グループ全体と事業主との戦略的見解とも一致している」と述べた。
(参照先:https://www.wwdjapan.com/articles/1156292)

急ぎのご相談から、
サンプル作成、
小ロット対応まで
お気軽にご相談下さい。

メールでお問合せ

納期問合せ・見積り依頼(無料)

(受付時間:24時間)

電話でお問合せ

【東京】03-5642-6155

(受付時間:平日10:00~18:00)