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「グレーディングピッチ」とは?適正なサイズ差を理解しよう

アパレル商品のサイズ展開に欠かせない「グレーディングピッチ」。
この記事では、グレーディングピッチの基本的な考え方から、部位ごとの設定例、実際の設計時の注意点、そして最適化を担うべき人や外注時のポイントまでを詳しく解説します。サイズ感の信頼性を保ち、ブランド価値を高めるために、ぜひピッチ設計の重要性を改めて理解してみてください。

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そもそもグレーディングピッチとは?

サイズ展開における「ピッチ(grade rule)」の定義

「グレーディングピッチ」とは、サイズ展開を行う際に設定する各サイズ間の寸法差のことを指します。
英語では「grade rule(グレードルール)」とも呼ばれます。例えば、MサイズからLサイズに移行する際に肩幅を2cm広げる、身幅を4cm大きくする、といったルールを指し、この寸法差を「ピッチ」と呼びます。グレーディングピッチは、単なる数値設定ではなく、ターゲットとする顧客の体型や着用時の快適性を左右する非常に重要な要素です。

なぜピッチの設計が重要なのか

グレーディングピッチの設計が適正でないと、サイズごとに着用感に大きな違いが生まれ、購入後の満足度に直結します。体型が大きくなれば単純に全寸法を同じ比率で拡大すれば良いと思われがちですが、実際にはそう簡単ではありません。人間の体は一律に大きくなるわけではないため、各部位に合わせた最適なピッチを設定することが必要です。また、ブランドのターゲット層や販売地域によっても適正なピッチは変わります。海外ブランドの型紙をそのまま流用して失敗するケースがあるのは、このピッチ設計が国や地域で異なるためです。

具体例:M→L、L→LLに必要な寸法差

具体例として、一般的なメンズTシャツを考えてみましょう。MサイズからLサイズにサイズアップする際、肩幅は約1.5〜2cm、身幅は3〜4cm、着丈は2〜3cm程度のピッチが一般的です。さらにLサイズからLLサイズになると、肩幅はさらに1.5cm程度、身幅は同様に3〜4cm程度拡大します。ただし、これはあくまで目安であり、ブランドコンセプトや顧客層に応じて微調整することが求められます。ピッチの最適化こそが、ブランドのサイズ感の信頼性を支えているのです。

ピッチ設計が不適切だと起きる問題とは?

着用感のバラつき

グレーディングピッチが不適切だと、同じブランドでもサイズによって着用感が大きく異なり、ユーザーにとっての着心地が不安定になります。例えばMサイズではジャストなのに、Lサイズでは極端にダボつく、逆に身幅はちょうど良いのに袖丈だけが極端に長いといった事例はよくあります。このようなバラつきは、返品・交換の増加やブランドへの不信感につながる大きなリスクです。

見た目のバランス崩れ

寸法差を一律に拡大するだけの単純なピッチ設計では、人体の自然なプロポーションに合わず、見た目のバランスが崩れることがあります。肩幅ばかりが広がりすぎて肩が落ちて見えたり、着丈が長すぎてだらしなく見えたりすることは、ブランドの世界観を損なう重大な問題です。

サンプル段階での修正の発生

ピッチ設計が曖昧なまま量産を進めると、サンプル段階で「サイズ感が想定と違う」というトラブルが発生し、修正が必要になります。これによりコストや納期に影響が出るだけでなく、最終的な商品の完成度を落としてしまうことにもつながります。初期段階での適正なグレーディングピッチの設定が、量産の成功を左右するといっても過言ではありません。

部位ごとのピッチ設定例

肩幅/身幅/袖丈/股下など主要寸法別

部位ごとのグレーディングピッチには一定の目安があります。例えば肩幅はサイズアップごとに1〜2cm、身幅は3〜4cm、袖丈は1〜1.5cm程度が一般的です。パンツの場合、ウエストは3〜4cm、股下は1〜2cm程度で設計するケースが多いです。ただし、これはあくまで標準的な数値であり、ターゲット層の年齢・性別・国籍によっても変わります。

アイテムごとの目安(Tシャツ、シャツ、パンツ)

アイテム別にみると、Tシャツやカットソーはリラックス感を出すために身幅のピッチを大きめにとることが多いです。一方、シャツはフォーマルさを損なわないよう、肩幅のピッチをやや抑えめにする場合があります。パンツは特に股上や裾幅などのバランス調整が重要で、単純なウエスト拡大だけでは美しいシルエットを保てません。これらを踏まえた部位ごとのピッチ設計が、着用感とデザイン性の両立に直結します。

グレーディングピッチの決め方と調整ポイント

標準体型からの距離感・ターゲット顧客層による違い

グレーディングピッチを設計する際は、まず標準体型を基準としたうえで、ターゲットとする顧客層の体型傾向を分析することが不可欠です。若年層向けであれば、細身で肩幅が狭めの傾向が多く、中高年層向けであれば肩幅や身幅をやや広めにとるなど、ブランドの客層に合わせて微調整を行います。

CAD使用時のピッチ設定と注意点

近年では、CADソフトを用いたグレーディングが主流になっていますが、CADでも最終的な数値入力は人の判断が必要です。一律に数値を拡大すると、シルエットが不自然になることがあります。CADを使う際は、部位ごとのピッチを柔軟に変えられる設定にしておくことが重要です。

よくあるミス:一律拡大によるシルエット崩壊

特に初心者が陥りやすいのが、全寸法を同じ比率で拡大するという設計です。一見合理的に思えますが、人の体型は均等に大きくなるわけではないため、一律拡大では着用時のバランスが大きく崩れます。こうした失敗を避けるには、経験豊富なパタンナーやグレーダーの目でチェックすることが大切です。

グレーディングピッチの最適化は誰が行うべき?

パタンナーとグレーダーの連携の必要性

グレーディングピッチの最適化には、パタンナーとグレーダーの密な連携が欠かせません。デザイン意図を理解するパタンナーと、量産の型紙調整を行うグレーダーが情報を共有することで、サイズ感とシルエットの整合性が取れ、ブランド戦略とも一貫性のある商品が完成します。単独の作業ではなく、チームとしての連携が品質の鍵を握っています。

専門家に依頼するという選択肢

社内にグレーダーを置けない場合は、外注するという選択肢も現実的です。外注先を選ぶ際には、過去の実績や得意とするアイテムカテゴリーを確認することが重要です。また、グレーディングピッチについての考え方をしっかり共有し、サンプル段階でのすり合わせを怠らないことが、失敗を防ぐポイントになります。

まとめ|精度の高いピッチ設定でブランド品質を守る

グレーディングピッチの設計は、単なるサイズ差の設定ではなく、ブランドの信頼性を守るための要となるプロセスです。適正なピッチ設定を行うことで、どのサイズでも快適で美しいシルエットを保つことができ、顧客満足度の向上につながります。

小島衣料では、豊富な経験と高度な技術を持つ専門スタッフが、ブランドの意図を汲み取りながら、サイズ展開ごとに最適なシルエットを提供しています。これにより、サイズ違いによるフィット感の不一致を最小限に抑え、高品質な商品を安定して提供することが可能です。

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