アパレル・ファッション業界の業務改革！ 3D モデリング活用の未来

ファッション・アパレル製品を作る際のファーストステップは、 2 次元のデザイン画であることが多く、どうしても発売までに時間やコストがかかってしまいます。この発売までのリードタイムが長くなることで、発売に適したタイミングを逃してしまったり、流行が過ぎ去ってしまったりして、想定していたよりも販売数を伸ばせないということも少なくありません。

・繰り返されるサンプル作成に取られる時間
ファッション・アパレル製品のデザインが固まり、製造・発売段階にいくまでには、「デザイン作成」、「ラフパターン作成」、「パターン作成」、「トワルによる確認」、「サンプルの縫製」、「最終的なデザインのチェック」といくつもの工程を踏む必要があります。

スムーズに進行したとしても上述のように工程が多いですが、最終的なデザインチェックの段階で、リテイクになることも多く、その場合、前工程や最初のデザイン作成からやり直しになってしまうこともあります。デザインチェックでのリテイクが繰り返されるほど、製造・販売開始までの時間は長くなってしまいます。

・複数回のサンプル作成で積み上げられるコスト
デザインのリテイクが繰り返されることで、発生するのは、リードタイムの長期化だけではありません。パターンやトワル、サンプル縫製などを行うためには、主資材や副資材が必要となるため、それらの費用が積み上げられてしまうことになります。

また、間接的な費用としては、関係者が集まってデザインチェックを行うような場合、関係者の移動費や宿泊費、会場費用などもリテイクのたびに発生してしまうことになります。

前章で紹介したようにファッション・アパレル製品を作るためには多くの時間やコストがかかっています。このような課題を解消・低減するために注目されているファッションテックの 1 つが 3D モデリングサービスの活用です。

・ 3Dモデリングサービスとは
3D モデリングサービスでは、 2 次元のデザイン画をベースに、バーチャル空間にファッション・アパレル製品を表示させることで、デザインチェックまでの時間を短縮したり、コストを抑えたりすることができるようになります。

仮想空間に表示させているものの、物理設定などを正しく行うことで、生地のたわみや影のでき方などを、リアルに表現することができます。

・デジタル上でサンプル作成が行えるため、コストが圧縮される
前項でも触れたように、 3D モデリングサービスを用いることで、デザインチェックまでの工程を短縮したり、コストを抑えたりすることができます。具体的には、パターンを作成する時間が短縮されたり、パターンのための素材を購入する必要がなくなったりします。デザインチェックにおいても、データチェックを行うだけで済むため、移動するといった手間やコストもかからなくなります。

以下の記事で3Dモデリングサービスの服イメージを画像付きで解説していますので、あわせてご覧ください。

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発売までのリードタイムを短縮やコスト削減が期待できる 3D モデリングサービスの活用ですが、活用している企業はまだまだ多くはありません。利便性は把握しながらも、なかなか踏み出せない主な要因について 3つ解説いたします。

・要因 1-1　開発の場合｜対応範囲が広く十分な開発が難しい
自社で開発を行うとした場合に問題となるのが、マテリアル表現とその範囲です。そもそも素材の質感などを表現することが難しいことに加えて、取り扱っている素材が多く、網羅的に揃えることが難しいことなどが挙げられます。

・要因 1-2　導入の場合｜導入コストが高い
3D モデリングを行うためのツールは高額であり、 1 商品あたりの単価が比較的低いファッション・アパレル会社からすると、導入に踏み切れないというケースが多いです。

・要因 2　　 利用時　　 ｜活用できる人材が不足している
デザイン画から 3D モデルを作成できるスキルを持った人材を確保できておらず、導入・活用に至っていない場合も多いです。また、制作されたアウトプットを見て、適切なフィードバックを行える人も多くないため、従来のやり方からの脱却ができずにいるケースも少なくありません。

そこで、3D モデリングサービスの有効性を把握しながらも、前章で紹介した要因などから、活用に至っていない方には、小島衣料の提供する「 3D モデリングサービス」がおすすめです。自社でツールを導入するのではなく、デザイン画を小島衣料にご提出いただければ、 3D モデリングのデータを作成し、ご納品させていただきます。

・ 2Ｄ パターン作成から ECサイト掲載用商品画像までワンストップで対応
高額なツールを購入することなく、デザインイメージさえご用意いただければ、 2D のパターン作成からモデリングまでワンストップでサポートしています。 EC サイト掲載用の写真についても 3D モデルを活用することで、撮影する手間なども低減でき、スムーズに EC 運用を行うことも可能です。

まだ、 3D モデリングを行なったことがない方や、ツールは導入したものの、想定よりも時間がかかってしまっている方などは、ぜひ一度お問い合わせください。