今さら聞けないファッションテック!主なポイントをしっかりチェック!

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IT技術の進歩によりさまざまな業界でテクノロジーが導入されるようになりました。ファッション業界においてもその活用が注目されています。今回はファッション業界の抱える課題から、ファッションテックで実現できる課題解決法についてご紹介します。

ファッションテックとは?

テクノロジーの進歩やインターネットやスマートフォンなどが普及するとともに多くの業界でIT技術が取り入れられるようになりました。金融業界ではオンラインで口座開設から取引が完結できる「フィンテック」、農業では「アグリテック」のように、さまざまな○○テックというキーワードが生まれ、いまやテクノロジーの活用は業界を問わず当たり前となりつつあります。

ファッション・アパレル領域においても商品開発や販売などにテクノロジーを利用した取り組みである「ファッションテック」が注目されています。

市場規模と主な課題

経済産業省のアパレル・サプライチェーン研究会報告書によるとアパレル・ファッション業界の市場規模は1990年に約15兆円でしたが、2001年以降は9~10兆円とほぼ横ばいで推移しています。これは決して小さくない規模感といえますが、伸び悩んでいるのはなぜでしょうか。

要因として消費スタイルの変化、経済のグローバル化、ファストファッションという新しいビジネスモデルの進展など大きな環境変化によるものが大きいといえます。ここではファッション業界の成長において重要となる課題を具体的にご紹介します。

①複雑なサプライチェーンによる時間的・経済的コスト
アパレル製品を作り、売るためにはさまざまなプレイヤーが必要です。そのためコミュニケーションの場や手段が多く、情報共有の遅れや業務の重複を見落とすなどの問題を引き起こしてしまうことも少なくありません。それによりミスや手戻りなどが発生し時間的、経済的コストが無駄にかかってしまいます。

②複雑な在庫管理
業界柄主流となっている委託販売では、オペレーションの特徴として小売側は売れ残りのリスクを負わない一方で、在庫不足による機会損失のリスクがあります。そのため、急な注文増加に備えた在庫をある程度確保しておく必要があり、在庫コストの削減は容易ではありません。また、ECサイトをはじめとしたオムニチャネル化も進んでいるため、在庫管理はますます複雑になってきています。

③顧客ニーズへの対応
業界全体でアパレル製品が「流行もの」に偏ることで、企業の独自性やブランドに価値を生み出すことが難しく価格競争でしか顧客に訴求できなくなっているという点も課題の一つです。結果として商品の陳腐化につながり、顧客の消費意欲を低下させます。流行もの以外のところで、顧客に訴求するためには、多様化・細分化が進む顧客ニーズを汲み取り、商品化を進めることが重要となっています。

注目されるファッションテック

さまざまな業界でAIを含むICT、デジタル技術を活用する動きが強まっていますが、この技術はアパレル業界においても有用性が高いといえます。ファッションとテクノロジーを融合させたファッションテックは、製造事業者から顧客までの長いサプライチェーンを短縮化することや、多様なニーズに応えた新たな顧客体験を提供することなどに期待されています。

出典:経済産業省「アパレル・サプライチェーン研究会 報告書(2016.6)」

業務効率化を図るファッションテック

ファッションテックにおいて業務効率の向上は最も期待される効果の一つです。ここでは主に製造部門におけるメリットをご紹介します。

コミュニケーションの効率化

アパレル業界の製造過程ではタスク管理や連絡手段にさまざまなツールを使用し、人や用途別に使い分けながらコミュニケーションを図ることも多いです。多様なツールを活用することでコミュニケーションが複雑化し、ミスが発生しやすい状況となってしまいます。しかしテクノロジーを活用しこれらを統合するサービスが登場しており、コミュニケーションルートを簡素化することで、コミュニケーションの効率化を図ることも可能となりました。

在庫管理の効率化

コミュニケーションの効率化以外にも、在庫管理に活用できるサービスも登場しています。アパレル企業では、受注、原価、各チャネル別手数料、販売開始日、配送データ、出荷売上などのデータを複数のツールで管理していることが多く、一元的に情報を把握しづらくなっています。これらを一括管理することで作業ミスや連携ミスなどを防ぎ、在庫状況の把握から、新たなマーケティング施策の構築までをスムーズに行うことが可能です。

顧客体験向上を図るファッションテック

幅広い製品づくりのみならず、顧客ニーズを満たすための取り組みも重要です。ここでは顧客体験向上に活用されるテクノロジーについてご紹介します。

テクノロジーを活用した新たな試着体験

顧客が商品を購入する際は、自分のサイズに合うか好みに合うかを確認するために試着するケースが多いです。テクノロジーを活用することで、従来よりも短時間で多様なアパレル製品の選定が行えるようになり、各顧客のニーズにあった製品選びが可能となります。例えば、指定のスーツを着るだけで採寸ができ、実物の衣服を試着することなくデジタル上でさまざまな商品の試着シミュレーションを実現できるサービスなどがその例です。

サブスクリプションによる新たな購入体験

サブスクリプション型でアパレル製品を提供するサービスも登場しています。サブスクリプションとは一定期間に一定額の支払いでさまざまなサービスや商品を利用できる仕組みです。
アパレル業界でもこのビジネスモデルを取り入れ、定額で商品をレンタルできるサービスなどを展開しています。各顧客が気になるアパレル製品を気軽に試し、自分に合うかを実際に確認することができたり、普段と違う系統の服装にチャレンジしたりできるようになり、多様化する顧客ニーズにアプローチすることも可能となります。

ファッションテックの活用や開発で成長を

いかがでしたか。ファッションテックはコミュニケーションを円滑にし、無駄なコストや手間の削減を可能にします。その上多様化する顧客ニーズへ柔軟に対応することができ、企業のブランド価値や商品の品質を向上させることにもつながります。
今後ますます発展することが予想されるファッションテックをうまく活用し企業の成長にぜひお役立てください。

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