1P 350円~ グレーディング
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【アパレル生産が初めての方】商品ができるまでの流れと注意点

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子供のなりたい職業でもファッションデザイナーが上位になるように、自分で服をデザインして販売することに憧れる方は多いです。
しかし、そもそも服ってどう作るの?という情報が少ないため、「自分で服を作って販売したい。商品生産の段取りがわからない」といった課題をおもちのお客様が多いようです。 そこで今回、アパレル生産をお受けしている小島衣料CADサービスから商品ができるまでに抑えておくべきポイントをご紹介します。

アパレル生産が初めての方が留意すること

一人での生産は難しい

自分のイメージする服をデザインして生産工場に持ち込んで・・・というだけではアパレル生産はできません。
イメージするデザインを形にするためには、「パターン」と呼ばれる型紙を作る必要があり、更に柄や縮みやすさ等生地の特性に合わせた裁断等、高度な技術と専門知識が求められます。
そのためアパレル生産には以下のような各種プロの力が必要になります。
・デザイナー
・パタンナー
・資材メーカー
・サンプル工場
・縫製工場

さらに業者毎に設備・技術・コストも異なりますので、自分のイメージした商品を生産するのにマッチした業者を選定することが大切になってきます。

アパレル生産には、デザイン・パターン・グレーディング縫製と様々な技術が必要です。

生産数を調整する

個人でアパレルの生産・販売を行う場合、在庫数のコントロールが重要になってきます。
生産しすぎてしまい売れ行きが芳しくない場合、個人で大量の在庫を抱えることになりますし、逆に生産数が少なすぎる場合は、購入してくれるお客様がいるのに販売ができないという可能性も出てきます。

アパレル製品の場合はサイズ毎に生産数と在庫数がありますので、特に気をつける必要があります。
最初は在庫を抱えないよう受注生産に近い形を取り、販売数に応じて生産数も伸ばしていくのがいいでしょう。

アウトソーシング先によっては最小ロットや納期にばらつきがありますので、小ロットからの発注・急ぎ納品にも対応可能なアウトソーシング先が望ましいです。

2021消費者ニーズは低コスト&高機能

消費者のニーズを理解することも大切です。かつてはファストファッションと呼ばれるトレンドを取り入れた高速な被服のサイクルが主要でした。しかし、服装心理学者のシャケイラ・フォーブス=ベル氏によると、コロナ以降、外出機会が減って室内で過ごす時間が長くなったため、「夏は涼しいシャツ」「冬は暖かい靴下」など、着飾るよりも生活に根差したシンプルで高機能なファッションが好まれるようになりました。また、すべてをハイブランドのように高価なものでかためるのはなく、靴やバッグといったポイントのみにブランド品を取り入れ、それ以外は低価格ブランドに集中するスタイルになりつつあります。

以上のことから、消費者のニーズを理解することがアパレル生産では重要になってくるでしょう。そのため、日々変化するニーズに対応するために重要なのが生産ラインです。次章で生産前に準備しておくべきものをご紹介します。

アパレル生産をする際に準備するもの

アパレル生産を実施する上でまず必要となるのが、「服のデザイン画(イラスト)」です。コンセプトから、実際のアパレル製品に落とし込んでくれるようなケースもありますが、一般的には、デザイン画を準備して行うことになります。

デザイン画は服の前面だけでなく、背面のイメージも具体化することで、よりスムーズに生産を進めることができます。他にも、生地の質感やファスナー・ポケットの有無、丈の長さ、こだわりや特徴のある部分の仕様を可能な限り細かく記載するようにしましょう。また、もしもイメージに近い既製服や画像があれば参考として添付することで、デザイン画で表現しきれない部分も伝えやすくなります。

この段階でイメージやコンセプトがざっくりしすぎていると期待通りの仕上がりにならない可能性もあるので納得がいくまでアウトソーシング先と相談をする必要があります。

デザインからアパレル製品ができるまでの流れ

準備ができたらいよいよアパレル生産です。

サンプル作成~量産依頼

準備をしておいたイメージを元に、最終的なデザインを決定し、ファーストパターンと仕様書を作成します。ファーストパターンとは文字通りですが、デザイン決定後、はじめに作られるパターンのことです。仕様書とは生産に必要な生地資材、加工方法等を細かく記入した書類です。ファーストパターンと仕様書をもとに、ファーストサンプルを作成します。出来上がったサンプルから全体的なイメージをすり合わせ、必要に応じて修正を行い、マスターパターンを完成させます。

マスターパターンをもとにして、デザインを損なわないようにグレーディングを行い、量産に向けた仕様書を完成させます。

以下の記事で、パターンメイキングのテクニックをご紹介していますので、こちらもご覧ください。



ファッションアパレルサンプル縫製手順

仕様書を元に工場での生産を開始しますが、いきなり量産に入るわけではなく、仕上がりを確認するための「先上げ」というサンプルを作成します。サンプル縫製はデザインや使用する資材、パターンの確認、生地の縮みやプレス機の温度に至るまで、様々な項目をチェックした上で行われます。

こうして作られたアパレルサンプルを依頼主が検収し、量産が開始されます。

工場生産の手配、生産依頼

以上すべての工程を完了した上で工場に依頼を行い、生産が開始されますが、実際の生地に合わせて、パターン修正を行うことも少なくありません。必要に応じて調整を行なった上で、裁断、縫製、仕上げ、検査などのステップを踏み、発送・納品に至ります。

工場にサンプル作成、量産を依頼する際の注意点

アパレル生産の工程は以上になりますが、縫製工場とスムーズに取引を行うために、いくつか注意点があります。

サンプル作成の時点で生地・資材を揃える

サンプル作成の時点で生地や資材がない場合は正しいサンプルが作れません。不足があった場合はそこで生産がストップしてしまうことになるので、事前に用意した上で依頼をお願いします。

依頼時の目的を決めておく

ただのサンプル作成なのか、量産を前提としたサンプルなのか・パターンはマスターなのか修正が必要なのかによって料金が変動します。事前に決めておき、工場にも伝えておくとスムーズな取引が可能です。

縫い代付き・カット済みのパターンを用意する

縫い代が付いたパターンをカットした状態で渡すことで、受け取ってすぐに生地の裁断が可能になります。こちらもスムーズな取引のためには覚えておきたいところです。

工場でのサンプル作成から量産まで

サンプルを確認していよいよ量産開始となりますが、ここで最後の調整として、サンプル作成時に工場からコメントをもらい、可能な場合は量産時にスムーズに縫製ができるよう修正します。
以上が、アパレル生産に取り組む際に注意しておくべきポイントとなります。これらを踏まえつつ、様々なニーズに応え、低コスト、短納期を実現させることが重要です。しかし、これらを自社内で完結させることは決して容易ではありません。

そこで弊社小島衣料では、各拠点に10~20年以上のベテランスタッフを配置し、品質の担保をしています。また、東京と中国、ミャンマーに5つの拠点があり、低コストかつクイックな対応が可能です。東京を受注窓口として各拠点のパターンを最終チェックしているため、品質・サービスともに安心してご利用いただくことができます。

グレーディングは、マスターパターンのデータ入力から対応し、サイズ修正、別寸(オーダーサイズ)等ご要望に応じたグレーディングをご提供しております。



「生産フローがわからない」や「低コストで品質の高い商品を短納期で生産したい」とお悩み、お考えの方はぜひ、小島衣料にご相談ください
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