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小ロットで依頼したい!
アパレルOEM先の選び方と委託手順を解説

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近年のアパレル業界では、顧客ニーズの多様化や環境意識の高まりなどを背景に、小ロット生産の需要が増加しています。本記事では、現在のアパレル業界の状況から、なぜ小ロット生産が求められているのか具体的な理由と小ロット生産に適しているOEM生産とその委託手順についてご紹介します。

小ロット生産が求められるアパレル業界の潮流

「ロット数」とは、同種の製品を1回で生産するときの最小単位として使用される言葉です。
製品によって1点1ロットにしたり、数千点を1ロットにしたりする場合もあり、生産・販売する企業側の裁量によって決定されます。このロット数は、アパレル業界でもよく使われる単位であり、製造や販売の際にロット数を調整することで、利益向上につなげることも可能です。

昨今のアパレル業界では、このロット数での生産において、1ロットの数を抑える小ロット生産が求められています。ここでは、小ロット生産が求められる理由についてご紹介します。

顧客のニーズ多様化による多品種少量生産

インターネットやSNSが普及したことにより、必要な情報を自分で簡単に手に入れられる現代では、ある程度のトレンドをおさえつつも、自分らしさを服に求める傾向が見られます。

また、服に関しては、「ただ着るだけの服」「ただおしゃれな服」だけでなく、「夏は涼しく、冬は暖かく」「快適な着心地」という機能性を備えた服が低価格で求められている点も特徴です。

このようにニーズが多様化している状況下では、従来の大量生産ではなく、顧客それぞれのニーズに応じた多品種少量生産が求められており、小ロットによる生産が重要です。

サスティナブルやSDGsに向けた取り組みへの注目

近年では、ニーズの多様化だけではなく、「サスティナブル」や「SDGs」といったキーワードをよく耳にするように、環境面への意識も高まっています。このような意識の高まりもあり、大量生産・大量消費といった従来の生産体制が見直され、作りすぎによる在庫を抱えるリスクが少ない小ロット生産が求められています。

アパレル業界でのサスティナブルやSDGsに関する動向はこちらで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

個人ブランド立ち上げの増加

EC市場の成長によって、ネットショップを利用した個人アパレルブランドの立ち上げが増加しています。アパレルブランドの起業は、特に資格などが必要でないため、注意点を押さえ、広告費や仕入価格を工夫すれば誰でも始められることが特徴です。

こういった個人ブランドの場合、受注後の発注が多く、大量発注となることが少ないため、小ロット生産が適しているといえます

これらの潮流から、アパレル業界の小ロット生産に対する需要は高まっています。しかし、小ロット生産は自社で行おうとすると、生産設備や人件費などを用意するのに対して、生産量が少ないため大きな利益が出ず、費用対効果は少なくなってしまいます

そこで続いては、小ロット生産を行う際におすすめの生産方法を紹介します。

小ロットにも適用可能なOEM生産

小ロット生産においては、OEMの利用が適しています。ここではOEM生産の概要や委託先の選び方などについてご紹介します。

OEM生産とは?

OEMは、正しくは「Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)」といい、頭文字をとってOEMと呼ばれています。OEMでは、製品のデザインや企画は自社で行い、実際の製造は他社に委託するという形をとります。

アパレル企業においてよく行われていますが、そのほかにも、家電、食品、化粧品などの業界でも利用されている方法です。OEMのメリットは、自社で製造の設備や人材を用意する必要がなく、販売や企画・マーケティング業務に注力できる点です。OEM委託先によっては、小ロットでの発注に対応している企業もあるため、アパレル業界のニーズにも適しています。

OEM生産についてこちらで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

アパレルOEM委託先の選び方

アパレルOEM生産での委託先を選ぶ場合、まず重要な点として「費用面」が挙げられます。

小ロット生産は、「コストがかかりやすい」というデメリットがあります。コストがかかるということは、販売する価格も上げざるを得ないということです。昨今では、低価格で機能性を備えた商品を求めている消費者が多いため、価格を上げてしまうと、ニーズに応えられません。

以上の点から、OEM委託先を選ぶ際は、低価格の委託先を選定する必要があります。ただし、金額のみを判断材料とするのではなく、なぜその価格になるのか、具体的な理由を提示している業者を選ぶことが大切です。

また、費用面だけではなく、生産する製品の「クオリティ」と「スケジュール感」もチェックしなければなりません。価格が安い分、製品の質も低い、納品までに時間がかかるといった状況になってしまっては本末転倒です。

OEMの中でも、パターン作成・グレーディングを外注する際の委託先の選定ポイントは以下の記事でご紹介していますので、こちらもご覧ください。



アパレルOEMの委託手順

アパレルOEMの具体的な委託手順は、以下の通りです。

1.委託先への問い合わせ・製造依頼
商品の企画書を用意し、委託先に問い合せます。その際、コストやスケジュール、ロット数を確認し、双方が納得できれば取引開始となります。

2.委託先と打ち合わせ
デザインや製作方法などについて具体的な打ち合わせをします。

3.サンプルの作成・確認・修正
商品のサンプルを作成します。アパレル製品においてはサンプルの確認は非常に重要です。サンプルの作成に関しては、3Dでの作成も対応できるのか確認しておくことをおすすめします。

4.製造・検品・出荷
サンプルの修正が終わると本生産に入ります。生産された商品は異常がないのか検品を細かく行うことが重要です。

アパレルOEM生産の委託をしようか迷っている方はこちらもご覧ください。



続いては、これらのポイントを押さえたOEM生産を小ロットで製造できるサービスを紹介します。

小ロットでの生産が可能!小島衣料のCADサービス

ここでは、小ロットでの生産にも対応している小島衣料のCADサービスについて解説します。

パターン作成からグレーディング、小ロット生産までご提供

小島衣料のCADサービスではパターン作成からグレーディングまでのご注文を受け付けており、小ロットかつ短納期での対応も可能です。なお、最小ロット数は50点からとしておりますが、条件次第では変動対応もしているので、お気軽にご相談ください。

積み上げた技術や実績をもとに、お客様のイメージを忠実にデザイン

小島衣料のCADサービスでは、技術と実績をもとにお客様のイメージを忠実にカタチにするだけでなく、ワンランク上のモノづくりを提供しています。また3Dモデリングによるサンプル作成にも対応しており、サンプル作成にかかるコストと時間を大幅に削減しながら、お客様のイメージを再現するモデルを作成できる点も特徴です。

小島衣料のCADサービスに興味がある方は以下にて料金表がありますので、ご検討ください。
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