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ビジネスにて必要性が高まる「ウェルビーイング」とは?アパレル業界で注目を集める背景と取り組みをご紹介

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「ウェルビーイング」とは、心・身体・社会などの全ての側面にて良好な状態で満たされていることを指し、さまざまなビジネスシーンで注目を集めています。アパレル業界でも着目されており、今後重要な考え方になると言えるでしょう。本記事では、ウェルビーイングの特徴を踏まえ、現在のアパレル業界で注目を集める背景や今後の取り組みについて、解説します。

ビジネスにて注目を集めるウェルビーイングとは

昨今のビジネスシーンでは「ウェルビーイング」という概念・考え方に注目が集まっています。

ウェルビーイングとは人の持続的な幸せを実現するために必要な概念です。単に「病気がない」「身体が弱っていない」状態ではなく、心・身体・社会などの全ての側面にて良好な状態で満たされていることを指します。

当初、ウェルビーイングは社会福祉分野で利用される言葉でした。しかし、昨今のグローバル化や働き方改革、労働人口の減少、健康経営の促進などによって、従業員が自分らしく働ける仕組みが求められ、その仕組みを実現するための考え方としてウェルビーイングがビジネスでも注目され始めました

ウェルビーイングをビジネスとして取り組んでいる日本企業はまだ少ないですが、海外ではウェルネス産業が約600兆円まで拡大しているため、心と体の健康が交錯するウェルビーイング市場は今後大きく成長していくと言われています。

アパレル業界におけるウェルビーイングについて

ウェルビーイングの考えはアパレル業界でも同様に注目が集まっています。では、アパレル業界におけるウェルビーイングとは何を指すのでしょうか?注目を集める背景と一緒にご紹介します。

アパレル業界でのウェルビーイングとは

アパレル業界におけるウェルビーイングの考え方として、「従業員に向けたもの」と、「消費者に向けたもの」の2つがあります。

従業員に向けたウェルビーイングとは、先述したような昨今のグローバル化や働き方改革に合わせて、従業員の働く環境を整える視点の取り組みのことです。

一方で、消費者に向けたウェルビーイングとは、ファッションにて消費者を心身共に満たされた状態にすることを指します。昨今のファッションは単なるデザイン性だけではなく、普段身に着けるものだからこその心地良さや安心感といったウェルビーイングの観点が重要視されており、多くのアパレルブランドでは、その実現に向けた商品の開発を行っています。

衣服といった物だけでなく、アパレルブランドが発信する情報やコンセプトが消費者の心身を満たせればウェルビーイングに向けた取り組みができていると言えます。

ウェルビーイングがアパレル業界で注目を集める背景

アパレル業界でウェルビーイングに注目が集まる理由としては、先述した働き方改革に加え、新型コロナウイルス感染拡大による影響も挙げられます。

現在のアパレル業界では、新型コロナウイルスによってECやオンラインでの売上が伸びています。オンラインの利用が増える一方で、これまで以上に実店舗への期待値が上がり、商品以外の付加価値提供がこれまで以上に求められるようになります

店舗でお客様に付加価値を提供するためには、コミュニケーションが重要です。お客様とより良いコミュニケーションを築くためには、従業員が働く環境に満足しているのか、自社ブランドを好きかといった内発的な動機付けが必要となり、ウェルビーイングの観点に注目が集まっています

ウェルビーイングを含めた、アパレル業界における今後の展望は以下記事でもご紹介しています。こちらもぜひあわせてご覧ください。


アパレル業界におけるウェルビーイングへの
取り組み

以下では、実際にウェルビーイングの実現に向けて、アパレル業界にて行われている取り組みをご紹介します。

ヘルスケア商品の開発やメンタル不調の緩和

1つ目は、ヘルスケアに関する取り組みです。健康維持・増進を支援することで、個々人が日常的に良好な状態を保つことができ、ウェルビーイングに近づくことができます。

企業が消費者に提供するヘルスケアとして代表的なものがヘルスケア商品の提供です。以下のようなヘルスケア商品を開発・販売することで、物理的に消費者の疲れを和らげたり、ファッションで健康に関する悩みを解決したりできます。

<ヘルスケア商品を販売する企業の商品例>
・ 鉱石を練りこんだ素材を使用し、継続的に着ることで疲労回復・血行促進の軽減を期待できる商品
・ 皮膚荒れがひどいためにファッションを楽しめないといった悩みを持つ慢性の皮膚疾患の方に向けた、皮膚に刺激を持たせない衣服

ヘルスケア支援としてほかに挙げられるのが、メンタルヘルスケアです。昨今では、人間関係の悩みやSNSによる炎上・いじめ・差別なども増えており、コロナの影響でより一層メンタルヘルスケアが重要視されています。
アパレル業界におけるメンタルヘルスの支援としては、社会的メッセージをブランドとして発信したり、世界的な社会問題の解決のためにブランドとして寄付を行ったりといったことが挙げられます。具体的には、以下のような取り組み例が挙げられます。

<メンタルヘルスケアを行う世界企業の取り組み例>
・ フランスのブランドでは、自社のインスタグラム・サイトにて、LGBTQの啓蒙・理解を呼びかける
・ LA初のブランドでは、愛や思いやりを持つことの大切さを掲げ、いじめ撲滅を行うNPOに収益の一部を寄付
・ バックを販売する世界的有名ブランドは、売上の一部をメンタルヘルス基金に寄付


このように、健康全般に関する悩みを解決する商品や情報を提供することで、消費者がより良い状態で日常を過ごすことができることもウェルビーイングの取り組みの1つと言えるでしょう。

ユーザーの「自律性」に働きかけるファッション

2つ目は、消費者やユーザーの「自律性」に働きかけるファッションの提供です。

自律性とは、自分を律する姿勢のことであり、自分自身に対してルールを定めることを指します。昨今の心理学では、自分で判断できる余白が確保されていなければ、ウェルビーイングの実現はできないとされており、ファッションにおいても消費者自身で解釈し・自由に選択できる自律性が求められています。

とあるブランドでは、用途やコーディネートを指定せず、大きな余白がある服を販売しています。この余白が、消費者それぞれの解釈にて着方をアレンジできるような余裕を与えており、消費者の自律性を尊重しています。

今後の流行を押さえて自社の生産に活かそう!

本記事では、ウェルビーイングについてご紹介しましたが、アパレル業界では他にもサスティナブルやSDGsなどさまざまなトレンドがあります。今後のアパレル企業における生産は、このようなトレンドを取り入れる必要があります

以下記事では、2023年の最新の消費者ニーズについてご紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。



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